人との関係が変わる

人の価値はその人が得たものではなく、
その人が与えたもので測られる。

by アルベルト・アインシュタイン

人をモノとして見ない

この本の中で
共働き夫婦の内どちらが洗濯物をたたむか
その葛藤が書かれている。
妻をロボットとしてみなしてしまうと
やっている時は当然視して感謝しないし
やっていない時は文句が出る。
いずれケンカになるね。
人をロボット(モノ)としてとらえると
人との関係性が崩壊していく。

モノが少ないとケンカも少なくなる

それ以前に洗濯物が少なかったらどうか?
洗濯機を回す回数も少ないし
たたみにかける時間も少ない。

小さな家は犯罪を防ぐ

子ども部屋があって
玄関からそのまま部屋に直行できる
広い家に住むとする。
家の中でも子どもと接することが少なくなるので
部屋にこもられると何をしているのか分からない。
いじめを受けているかもしれない。

ですが小さい家なら毎日必ず顔を合わせられる。
様子もうかがえる。
リビングで勉強をする子は
他人に対して寛大になりやすい。
うっとおしさに慣れるから。

夫婦生活でも同じ。
狭い家だとお互い向き合う時間が多くなる。
たくさん話す夫婦ほどケンカが少ない。
うまくいっている夫婦は
そうでない夫婦よりも
5時間長く話すという研究結果がある。

誰もがただの「人」になる

ミニマリズムを続けていくと
所有するモノで人を判断しなくなるので、
着ているモノや才能ある人と会っても
自分を卑下しなくなる。

持っていない人を見ても
自己責任だとか努力不足だとか
責める気持ちが起こらなくなる。
持っている人が偉いわけでもないから。

友達は3人くらいでちょうどいい?

誕生日パーティーに
100人の友人が詰めかける人がいる。
今度はその人が3日に1度ほど
友人のパーティーに出席している。

果たしてその100人のうち
腹を割って話せる人が何人いるか?

せいぜい3人ではないか。
であるならばその3人とだけ付き合っていく
そんなミニマムな友人関係もいい。

幸せを感じる上で大切なのは
幸せを分かち合える人間関係があること。

長寿で知られるイタリアのサルデーニャ島。
島民のほとんどが親戚関係か顔見知りで
穏やかな関係性の中で生活している。

人に共感するミラーニューロン

人がケガしているのを見ると
なぜかこちらも痛い思いをする。
これはミラーニューロンの働きによる。
映画やドラマで感情移入できるのは
この働きがあるおかげです。

人に共感し親切にすることで
こちらが幸せを感じてしまう。

モノによる共感は
優劣意識だけを抱かせ、
幸せ感はほとんど感じない。